抱瓶

抱瓶30年記念公演 ご挨拶

 この度は、お忙しい中「抱瓶30周年記念公演」へお越し頂きまして、誠にありがとうございます。
 本日、母 淳子が石垣島より上京し東京・高円寺の地に、昭和36年(1961年)に本店沖縄料理「きよ香」を開店。姉妹店として、昭和53年(1978年)沖縄居酒屋「抱瓶」を開店、この度30周年という節目を迎える事が出来ました。
これもひとえに「抱瓶」を愛し、ご来店してくださった本当に多くの皆さまの、熱いご支援の賜物であると、心より感謝しております。
私、髙橋貫太郎(長男43歳)も、「きよ香」の2階で生まれ、17歳より人生の大きな転機とも言うべき、「抱瓶」に勤めてから26年になります。そして、今や4姉妹の父となり、長女(うりずん)は今年めでたく成人!という大きな成果を収める事も出来ました。
 東京で生まれ育った私の、人生の大半を占める「抱瓶」との出会いは、同時に「沖縄」との出会いでもありました。入店間もない頃、沖縄県人会青年部の皆さんと出会い、色々なイベントや祭に参加させていただいたり、又、日々の営業の中でも、お客さんや「抱瓶」の先輩スタッフに、叱咤激励をもらいながら、沖縄に暮らす人たちの生活や歴史、音楽・気質にいたるまで多くの事を知る事が出来たように思います。
「なるほど!俺も生まれた土地、高円寺を愛して、とことん付き合えばいいんだ!」などと、時にはぶつかり合い、飲み交わしながら、実感したものでした。
 内向的な性格だった私が、お客さんや、スタッフ、人生における全ての事柄に、「本気」で向き合えるようになったのも、「抱瓶」のお陰です!本当です!
この30年の間には、本当に多くの人たちとの出会いがありました。一緒に働いた従業員・STAFFは、本日この会場に入りきれない程の、実に500名を超えます!そして、業者・生産者、沖縄関係の皆さん。抱瓶LIVE♪でお世話になったミュージシャンの皆さん。もちろん、その数百倍、数千倍を超えるであろう、お客さんとの出会いが、今日の「抱瓶」を創っているのだと、あらためて感謝しております。
本日はそんな感謝の気持ちを込めた、「抱瓶」のこれまでの歩みや、懐かしい常連さんや従業員の写真展示などなど、手作りの感謝祭です。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。
公演終了後には、抱瓶各店で打上げを兼ねた、ささやかな宴をご用意させていただいております。ぜひご参加ください!
最後になりましたが、この場を借りて、熱いDNAを持ち、「抱瓶」の原点でもある、
ママさん(お母さん)に感謝!!シカイト シカイト ミィファイユゥ \(≧▽≦)/
2009年8月1日 代表取締役 副社長 髙橋貫太郎